「鑿疏(さくそ)」

米欧回覧実記を読んでいたら、「鑿疏(さくそ)」という言葉が出て来た。
〈「カナール」は角倉すみくら氏が西京に鑿疏さくそせる高瀬川の如き人造河なり〉
漢典で「鑿疏」は出てこないので、「疏鑿」で引くと「开凿」、「「开凿」は「开掘凿通(隧道、河道等)cut (a canal,tunnel,etc.)]」で運河やトンネルを掘ること。
高瀬川が人工川とは知りませんでした。因みに字統で「鑿」を調べていたら、「・・・略・・・亀卜のとき、灼くところをまるく刻むことを鑿といい、無駄に穴をあけるのを穿鑿といい、・・・略・・・ [荘子、応帝王]に鑿竅さくきょうという語がある。儵(南海の帝)、と忽(北海の帝)とが、混沌のところで世話になった礼にと相談して、混沌にも人間と同じように七竅を穿つこととし、一日に一竅を穿ったところ、『七日にして混沌死せり』という。穿鑿の結果、真理が失われるという寓話である。」
穿鑿が「無駄に穴をあける」意味とは知りませんでした。この荘子の寓話は意味深ですね。

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octave007

Author:octave007
奈良県 男性
ペンネーム octave(数学のソフトウエア名より)
プロフィールの画像は、自分の名を古代文字でジーンズのバックポケットに刺繍してみました。気障かな。(笑)

漢字検定1級13回合格
漢字教育サポーター養成講座 第1期受講認定
平成25年6月6日 漢字教育士(立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所認定)取得
奈良漢字おしゃべり会 会員
関西漢字教育サポーターの会 会員

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