「俯」の字
「高い所から広い範囲を眺める」が記載されていて→「ふかん」という書き取り問題。正解は「俯瞰」である。「俯」の字が気になったので、字統で調べてみた。形声。音符は府ふ。正字は頫ふ。また俛ふに作り、声義はみな同じであるが、いま多く俯を用いる。[易、繫辞伝、上]に「仰ぎては以て天文を觀、俯しては以て地理を察す。」という。また[孟子、人尽、上]「仰いでは天に愧はぢず、俯して人に怍はぢざるは二の楽しみなり。」と、俯仰ふぎょうと対文とする。俯仰の間とは、人の起き伏しする意で、しばらくの間の意。王羲之の[蘭亭集らんていしふの序]に「俯仰の閒に以すでに陳迹ちんせきと爲なる。」の語がある。
陳迹:むかし、物事のあったあと。なごり。
「蘭亭集の序」を確かめた。wikipediaに掲載されていました。すぐにネットで調べられるのは嬉しいですね。
陳迹:むかし、物事のあったあと。なごり。
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