「罪」の字の由来

白川静氏の「中国古代の文化」を読書していた。「罪」の字について面白い記事を見つけたので掲載します。

罪の字は、もと辠つみとかかれていた。自は鼻の象形、辛しんは入墨いれずみを加える針の形であるから、それは鼻に入墨する刑であったはずである。『説文』(巻14、下)に「秦、辠の皇字に似たるを以て、改めて罪と爲す」とみえ、(漢典で『罪』の字を検索すると、「始皇以辠字似皇。乃改爲罪。」と記載されていた) 始皇帝しこうていが、辠と罪の字が似ていてまぎらわしいので、罪の字をつくってこれにかえたのだという。罪の上部は、網あみの象形、下は非である。非を是非ぜひの非にして罪科のあるものとし、網を加えて罪人を捕縛する意味としたのであろう。しかし、非はもと非余ひよという櫛くしの象形で、北方族の用いていた双歯形の櫛である。それを是非の非に借用したのであるから、櫛に網をかけても罪の意味をあらわすことはできない。

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octave007

Author:octave007
奈良県 男性
ペンネーム octave(数学のソフトウエア名より)
プロフィールの画像は、自分の名を古代文字でジーンズのバックポケットに刺繍してみました。気障かな。(笑)

漢字検定1級13回合格
漢字教育サポーター養成講座 第1期受講認定
平成25年6月6日 漢字教育士(立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所認定)取得
奈良漢字おしゃべり会 会員
関西漢字教育サポーターの会 会員

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