「木履(ぼくり)の説」
横井也有の鶉衣、木履(ぼくり)の説を読んでいておもしろい部分を抜き出します。
抑(そもそも)足高きものを木履・下駄と号し、たけ低きを下駄といへるは、いずれ一体分身にして、ここに尊卑の差別はあらねど、俳諧のうへに二つの姿を論ずべくば、ぼっくりぼっくりと静なるは雪降りの朝にして、下駄下駄といそがしきは村雨の夕べなるべし。
参照 「木履」は背の高い下駄。
「俳諧のうへに二つの姿を論ずべくば」は「俳諧の方で木履と下駄の二つの趣を論ずると すれば」の意。
「ぼっくりぼっくり」と「げたげた」と駄洒落のようで面白く感じました。
抑(そもそも)足高きものを木履・下駄と号し、たけ低きを下駄といへるは、いずれ一体分身にして、ここに尊卑の差別はあらねど、俳諧のうへに二つの姿を論ずべくば、ぼっくりぼっくりと静なるは雪降りの朝にして、下駄下駄といそがしきは村雨の夕べなるべし。
参照 「木履」は背の高い下駄。
「俳諧のうへに二つの姿を論ずべくば」は「俳諧の方で木履と下駄の二つの趣を論ずると すれば」の意。
「ぼっくりぼっくり」と「げたげた」と駄洒落のようで面白く感じました。