「蒲盧(ほろ)」
中庸を読んでいたら「蒲盧(ほろ)」ということばが出てきた。角川大字源で調べると、「①がまとあし。ともに成長が早いので、政治の行われやすいたとえ。②蜂の一種。じがばち。③腰の細いひさご。」
岩波文庫『大学・中庸』 金谷 治訳注 の注では「難解である。鄭玄古注では土蜂(じがばち)のことで、桑虫の子をわが子として育てる(托卵)を、政治の形容としたとみる。人民を愛すること。通説は新注に従がって蒲(がま)と葦(あし)とし、その生長が速いことで政治の速成を形容したと解するが、適切でない。」との記述あり。
じがばちで「似我(じが)の功徳(くどく)」ということわざを思い出した。故事ことわざの辞典によると、「《「似我」は、似我蜂の略。似我蜂が他の虫の幼虫を自分の巣に入れ、似我似我といいきかせて育てると蜂にかわるといわれていたところから》 道理を意識しないで一心に念じると、その功徳によって自然と道理が会得できることのたとえにいう。」
勉強になりました。
岩波文庫『大学・中庸』 金谷 治訳注 の注では「難解である。鄭玄古注では土蜂(じがばち)のことで、桑虫の子をわが子として育てる(托卵)を、政治の形容としたとみる。人民を愛すること。通説は新注に従がって蒲(がま)と葦(あし)とし、その生長が速いことで政治の速成を形容したと解するが、適切でない。」との記述あり。
じがばちで「似我(じが)の功徳(くどく)」ということわざを思い出した。故事ことわざの辞典によると、「《「似我」は、似我蜂の略。似我蜂が他の虫の幼虫を自分の巣に入れ、似我似我といいきかせて育てると蜂にかわるといわれていたところから》 道理を意識しないで一心に念じると、その功徳によって自然と道理が会得できることのたとえにいう。」
勉強になりました。